紅茶といえばダージリンやアールグレイが有名ですが、そのアールグレイとは一体どんなお茶なのでしょうか。
意外と知られていない、アールグレイの定義を紹介します。
ずばり、アールグレイはベルガモットの香りのお茶のこと!
そもそも「ベルガモット」とは、柑橘フルーツの一種。
そのベルガモットの香りをつけたお茶のことを「アールグレイ」と呼びます。
また、なんと紅茶に限らずベルガモットの香りさえあれば、緑茶やウーロン茶やルイボスティーでもなんでもアールグレイになります。
たとえば、かの紅茶屋さんには「アールグレイセンチャ」という銘柄があります。
ベースはグリーンティーで、分類はフレーバードティーでアールグレイ。
という感じになります。
ベルガモットの歴史と生い立ち
香水やせっけんなどでも耳にする「ベルガモット」というフルーツは、アロマティックな香りがとても人気がありますよね。
もともと、17世紀のイタリアで生まれたこのフルーツは、レモンやライム、ビターオレンジなどを交配して作られたといわれ、それぞれのフルーツのいい香りを受け継いでいます。ただ、苦味が強いため食用としてではなくアロマオイルのためだけに果樹園が作られるという、めずらしいフルーツなんです。
アールグレイの香りの成分と効能
アールグレイ(ベルガモット)の香りを嗅ぐと、リラックスしたり、気持ちが明るくなりますよね。
一般的に柑橘フルーツの香りはリモネンという爽やかなシトラスの香り成分が主成分になっていますが、ベルガモットは違います。リナロールというリラックス効果のあるイランイラン系の成分と、酢酸リナリルというラベンダーなどに含まれるフローラルな香りが主成分になっています。
イライラを抑制してくれたり、気分をすっきりとさせてくれる効果があるので、毎日でもアールグレイが飲みたくなりますね!
また、他にも「コレステロール値低下」「消化機能改善」「高い抗菌作用」などの効果があるとも言われています。
おすすめのアールグレイ
・マリアージュフレール アールグレイインペリアル
ファーストフラッシュの爽やかなダージリンがベースの珍しいアールグレイで、ライムのようにキリッとした味わいが特徴。
爽快な香りに力強い味わいがあるので、アイスティーが特においしい。
世界中のアールグレイの中で一番おいしい!と評判。