青いお茶をキレイに出す作り方、紅茶屋さんが教えるテクニック!

見た目がキレイなブルーのお茶。
台湾などで流行っていたものが日本でも流行り始め、最近は色々なカフェやインスタでもよく目にしますよね。
そのほとんどは”バタフライピー”を使ったハーブティーですが、いざ淹れてみると濁ってしまったということも。
今回はそんなブルーティーを「インスタに載せられるようなキレイな色」を出すためのコツをお伝えします。

そもそもバタフライピーって?

名前の由来は「蝶豆」から。

バタフライピーとは、東南アジアが原産のマメ科のお花です。
和名は「蝶豆(ちょうまめ)」といいます。

なんでもお花が開いた見た目が「ちょうちょ」みたいだからだそうです。

蝶=バタフライ 豆=ピーってことね

5千年の歴史を持つインドの「アーユルヴェーダ」でも薬草として用いられ、この花に含まれるアントシアニンは、目の健康維持強い抗酸化作用があると認められています。

「バタフライピー茶」とは、このお花を乾燥させたハーブティーというものになります。

色が変わるのはアントシアニンがアルカリ性だから

また、レモンを入れることで色が変わることでも有名ですよね。

もともとアントシアニンがアルカリ性で、そこに酸性のレモンを入れると「青」から「紫」に変わっていきます。
色が変わっていくグラデーションが楽しめるため、お子様にも人気ですね。

ちなみに紫陽花が青〜紫に色が様々なのも、土壌のアルカリ〜酸性が関係しているんだって!
ふしぎ〜。

まずは青くなるお茶を準備!

バタフライティーにも種類があります。

  • バタフライピーのお花だけのハーブティー
  • バタフライピーがブレンドされたお茶類


バタフライピーだけのハーブティーは、クセがなくて飲みやすく、色も綺麗に出やすく安価なので、いろいろなメーカーから発売されています。
飲みやすいように”ミント”や”レモングラス”がブレンドされたものなどもあり、ノンカフェインで飲むことができます。

・バタフライピーだけのハーブティーのおすすめはこちら

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一方、マリアージュフレールという紅茶屋さんが扱うブルーティーは、すべてベースが緑茶烏龍茶になります。
お茶の味わいがしっかりと感じられるため、おいしさが段違い(お値段も段違い)ですが、
きれいなブルーを出すのが難しくもあります。

今回は、そのタイプのブルーティーをきれいに出す方法を紹介します。
下記の3つが代表的な例です。

中国やチベットの花とフルーツの香り。マルコポーロのブルーティー。
壮大な煎茶にバニラを合わせたフランス流アフタヌーンティー。
神秘的な緑茶、シトラスとジンジャーの香り。お茶の色がまさにファントムカラーのダークグレー。

2つだけ気をつければ簡単!

1.お茶缶を逆さにしてよく振る

ブルーティーが青く出る理由は、ブルーフラワーが茶葉にブレンドされているためです。
お茶を入れる時にそのブルーフラワーがすくえないと、青くはなりません。

しかしブルーフラワーは崩れやすく、茶葉よりも小さくなるため下にどんどん沈んでいきます。
そこで、下に沈んでいるブルーフラワーをすくってあげることが、大切なポイントになります。

なのでお茶缶を上下逆さまにしてよく振って、ブルーフラワーを下からひっぱりだしましょう。

※もし、ティーバッグのタイプの場合は、振る必要はありません。
お茶葉で購入するより、細かい形状なため色が出やすくなっています。

2.抽出時間は2分〜2分半

いざブルーフラワーをすくったら、お茶淹れしていきましょう。

抽出時間はホットでもアイスティーでも、2分がおすすめです。

青くなるために、お湯の温度はまったく関係ないですよ。

ベースとしてウーロン茶や緑茶がブレンドされている場合は、お茶の色自体が出てきてしまうため、抽出時間を短めにしたほうがキレイになります。

つまり、紅茶の色が出てくる前に、茶葉を引き抜いてしまえばよいのです。

そしたらお茶の味はだいじょうぶなの?
最低でも2分は抽出した方がおいしいね!でもインスタに上げる写真なら味は置いておいて、1分だけ抽出で、もっとキレイになるよ!

ちゃんと味わってください。

まとめ

以上、コツさえ掴めばとっても簡単なブルーティーの淹れ方でした。
販売されているものの中には、もともとお花の量が少なくブルーになりにくい銘柄もあったりするので、お店に聞いてみるとよいでしょう。
今年も暑い季節になってきましたが、冷たいアイスティーで乗り切りましょう!

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-お茶の知識, マリアージュフレール

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